AIに聞く日本旅行のおすすめ都市、日本語なら東京・英語なら京都が1位に English Hubが16言語で調査

GRASグループ株式会社が運営する英語学習情報メディア「English Hub」は、AIに日本旅行のおすすめ都市を尋ねたとき、質問する言語によって答えがどう変わるかを16言語で調べ、その結果を公開しました。同じ旅行条件で比べたところ、日本語では東京、英語では京都が、それぞれ20回答中18回で1位に挙がりました。

同じ旅行条件で16言語に質問
調査は2026年10月20日に実施され、OpenAIの「gpt-5.6-luna」をAPI経由で使用しました。対象言語は日本語、英語、中国語、韓国語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、アラビア語、ポルトガル語、イタリア語、ロシア語、ヒンディー語、インドネシア語、タイ語、ベトナム語、トルコ語の16言語です。旅行条件は、初めての日本観光、10月に7日間、中程度の予算、公共交通機関での移動に統一しました。旅行者の興味・国籍・居住国は指定せず、おすすめの都市を5つ、順番に挙げてもらう形式です。
回答数は「16言語×2通りの質問文×10回答」の320回答で、これを同じ条件で2回行い、計640回答を取得しました。2回目は、違いが新しい回答でも見られるかを確かめるためのものです。図表は2回目の320回答を集計したもので、前回分とは合算せずに比較しています。ランキングは1位5点から5位1点、候補外0点の合計点で作成し、同点は同順位としました。これとは別に、候補に含まれた回数も集計しています。

違いは「どちらを先に勧めるか」
再確認の調査では、日本語で東京が1位になったのは20回中18回でした。英語では京都が20回中18回で1位です。この18/20回という結果は2回の調査で一致しました。同じ意味の2通りの質問文を使っており、どちらの言い回しでも、日本語では東京、英語では京都が過半数の回答で1位になっています。
なお、東京と京都は日本語・英語のどちらの回答にも毎回登場していました。片方の都市が勧められないという違いではなく、どちらの都市を先に勧めるかに違いが見られた形です。
韓国語では福岡が候補に、英語では登場ゼロ
福岡は、韓国語の20回答中10回でおすすめの5都市に含まれました。一方、英語では0回です。最初の調査でも同じく10回と0回で、この違いも2回の調査で一致しています。回答ごとの順位を点数化して集計すると、韓国語では福岡が総合5位に入りました。日本語と英語の総合5位は金沢でした。
ただし、総合5位は毎回5番目に挙げられたという意味ではありません。韓国語の福岡は、今回の質問文の一方では総合6位、もう一方では4位でした。登場回数は言い回しによって変わったものの、両方とも英語より多く選ばれています。
定番3都市は全言語で共通、一方で回答の揺れも
再確認した320回答では、東京・京都・大阪がすべての回答に含まれ、集計ランキングでも全16言語でトップ3を占めました。大阪はすべての言語で総合3位です。質問言語によっておすすめがすべて入れ替わるわけではなく、定番都市は共通している一方で、その順番や次に挙がる候補に違いが見られました。前回と今回を比べると、16言語中12言語で総合トップ5の都市と順位が一致しています。
すべての違いが同じように続いたわけではありません。中国語では札幌の登場が20回中10回から5回に減り、総合順位も同率5位から7位へ下がりました。
この調査は、特定のAIと旅行条件で観察された回答の違いを示すもので、各国の旅行者の好みを調べたものではなく、違いが生じた原因もこの結果だけでは判断できないとしています。質問文には言語から旅行者の国籍や好みを推測しないよう明記し、1本の旅程ではなく旅行先候補として5都市を尋ねており、検索機能や会話履歴は使用していません。2回とも同日に同じモデル・質問文で実施しており、別の日・モデルでの再現は未確認です。各言語の翻訳を母語話者が独立して点検する作業も行っていないため、言語と翻訳表現の影響を完全には分けられないとしています。また、ChatGPTの画面上での回答を検証した調査ではありません。
出典:GRASグループ株式会社










