約800記事をURLそのままでWordPressから移行 Yado Viewが同じ作りで宿泊施設の公式サイトを5万円から制作

宿泊施設向けに経営支援やシステム開発を行い、売上や稼働の指標を集計・可視化するツール『Yado View(ヤドビュー)』を提供する株式会社Yado View(本社:千葉県成田市、代表取締役:山本 誠人)は、2026年8月14日に自社の公式サイトをWordPressから移行しました。WordPressで公開していた約800本の記事はURLを変えずに引き継いでおり、検索からの訪問を落とさずに切り替えたとしています。同社はあわせて、この自社サイトと同じ作りのホームページ制作を、ホテル・旅館・民泊などの宿泊施設向けに5万円(税抜)から提供しています。

公式サイトを支える仕組みと、プラグイン更新の負担
宿泊施設にとって公式サイトは、予約サイト(OTA)に手数料を払わずに予約を受けられる入り口です。そのサイトを作る仕組みとして最も広く使われているのがWordPressです。W3Techsによると、2026年10月25日時点で世界のWebサイトの39.6%がWordPressで動いており、使われている仕組みが分かるサイトの中では58.3%を占めています。
WordPressは、問い合わせフォームや検索対策、表示を速くする機能などをプラグインで追加していく構造のため、本体とプラグインの両方を更新し続ける必要があります。Patchstackの「State of WordPress Security in 2026」によると、2025年にWordPress関連で報告された脆弱性は11,334件で、前年より42%増えました。このうち91%はプラグインで見つかったもので、本体は6件でした。
同社も移行前のサイトでは14個のプラグインを動かしていました。移行前の1か月だけを見ても、本体が2回自動で更新され、プラグインは8個を手作業で更新していたといいます。

プラグイン0個の構成へ、移行前後の変化
同社はWordPressをやめ、プラグインを使わない作りにサイトを移しました。記事の追加や修正は、自社専用の編集画面から行っています。移行後の約10週間で、新たに57本の記事を公開しました。移行前後の主な違いは次のとおりです。
- サイトの仕組み:移行前はWordPress、移行後はWordPressを使わない作り
- プラグイン:移行前は14個、移行後は0個
- 記事:移行前は約800本、移行後はURLを変えずに引き継ぎ、863本を公開中(2026年10月25日時点)
- 検索からのクリック(70日間):移行前は606回、移行後は1,548回
検索からのクリック数はGoogle Search Consoleの数値です。移行前は2026年6月5日〜8月13日、移行後は8月14日〜10月22日のそれぞれ70日間を対象としており、記事の追加や季節による変動を含んでいます。

ホテル・旅館・民泊向けに用意された3つのプラン
宿泊施設向けのサイト制作も、自社サイトと同じくWordPressとプラグインを使わない作りで行います。用意されているプランは以下のとおりです(料金はすべて税抜)。
- 標準:5ページまでのサイト。管理画面を置かない作りで、公開後の更新は同社が「保守・更新」として請け負います。現在使用している予約エンジンの予約画面も組み込みます。50,000円〜(1ページ追加10,000円)
- 管理画面付き:お知らせやブログを宿のスタッフが自分で更新できるサイト。WordPressは使いません。150,000円〜
- 保守・更新:文章や写真の差し替え、お知らせの掲載など。月5,000円〜
サーバー・ドメイン・予約エンジンは利用者の名義で契約する形で、それぞれの利用料は別途かかります。他の仕組みで作ったサイトからの作り直しのほか、WordPressのままでの修正・更新にも対応しています。
同社は宿泊施設の料金調整(レベニューマネジメント)の代行も手がけており、予約サイトでの売れ方を見てきた立場から、予約ボタンの配置や見せ方を設計するとしています。ホームページ制作に加え、ホテル・旅館向けのシステム開発や、民泊運営の自動化にも対応しています。










