レンタカーの無人受付にAIアバターを搭載へ、デバイスエージェンシーが新版を開発中。2026年11月中に提供開始予定

大阪市に本社を置く株式会社デバイスエージェンシー(代表取締役:田中実)は、レンタカー営業所の受付を無人化するシステム「AdvaNceD IoT スマートチェックイン for レンタカー」の新版を開発しています。新版では、画面の中のAIアバターが利用者を案内します。提供開始は2026年11月中を予定しています。宿泊施設向けのスマートチェックインで開発してきたAIアバターによる接客を、レンタカーの現場に合わせて搭載するものです。受付や貸し出し時の説明を担う人材の確保に悩む営業所の負担を軽くすることを目指しています。
人手不足と訪日客の増加が背景に
同社には、レンタカー事業者から「受付と貸し出し説明を担う人材を確保しにくい」「説明の仕方がスタッフによって異なる」といった相談が寄せられています。さらに、訪日外国人の利用が増えたことで、国際免許証の確認や多言語での案内が必要になる場面も増えています。
同社はこれまで、宿泊施設向けのスマートチェックインで、画面上のAIアバターが利用者を案内する接客の仕組みを開発してきました。新版ではこの仕組みをレンタカーにも広げ、画面操作に慣れていない人でも迷いにくい受付を目指します。
新版で予定されている3つの特長
新版は開発中で、画面や仕様は変わる場合があります。現時点で予定されている主な特長は次の3点です。
AIアバターの案内に沿って進める受付へ
これまでの画面操作を中心とした受付から、AIアバターの案内に従って手続きを進める受付へと切り替える予定です。手続きの流れを案内するだけでなく、手続きの途中で出てきた質問に答えることも予定しています。なお、応答できる範囲は開発中です。
重要事項の説明を毎回同じ内容に
重要事項や補償に関する説明を、アバターが毎回同じ内容で伝える形を目指します。スタッフごとの説明のばらつきを減らす狙いです。手書きサインによる同意の記録は、現行版に続いて新版でも保存します。
多言語表示と国際免許証の読み取りを引き継ぎ
現行版が備える日本語・英語・韓国語・中国語(簡体字・繁体字)などの多言語表示と、国際免許証の読み取りにも対応する予定です。AIアバターが対応する言語や応答の範囲については、仕様が固まり次第、同社が案内するとしています。
土台となる現行版の機能と想定される効果
新版のベースとなる現行版では、以下の手続きを無人で行うことができます。
- 予約の確認、運転免許証のスキャン、顔写真の撮影
- 重要事項の確認と、手書きサインによる同意
- 料金の精算、受付票の発行、キーボックスからの鍵の受け取り
- 予約サイトや管理システムとの連携(API・RPA・CSV取り込み)
同社は新版の導入によって、受付業務の省人化を支援して営業所の負担軽減につなげること、説明内容を均一にすること、外国人の利用者にもわかりやすい案内を提供することを目指しています。
代表取締役の田中実氏は、「レンタカーの現場では、受付や貸し出し説明ができる人が採れない、という声を多く聞いてきました」と述べています。そのうえで、宿泊施設向けに開発してきたAIアバターの接客をレンタカーにも広げ、利用者は案内に沿って迷わず手続きを進められ、事業者は少ない人数でも安心して貸し出せる受付を目指して、11月中の提供開始に向けて開発を進めているとしています。提供開始は2026年11月中の予定ですが、開発中のため機能や提供時期は変更になる場合があります。










