ホテルの使用済みカミソリを歯ブラシなどの原料に カイ インダストリーズがアメニティ・リサイクル協会に加盟

宿泊施設で使われたアメニティを回収・再利用する取り組みに、刃物メーカーが加わりました。一般社団法人アメニティ・リサイクル協会は、グローバル刃物メーカーのカイ インダストリーズ株式会社(本社:岐阜県関市小屋名)が、2026年9月から同協会に新たに加盟・参画したと発表しました。同社は、ホテルの使用済みアメニティを回収・再利用するという協会の活動に賛同したかたちです。

回収対象はPPハンドルの宿泊事業向けカミソリ「ALMO」
今回の取り組みで回収・再資源化されるのは、同社のカミソリのうち、ハンドル部にPP(ポリプロピレン)を使った製品に限られます。対象となるのは、宿泊事業向けカミソリ「ALMO(アルモ)」です。
ALMOは2025年6月に販売が始まった製品で、近年進むプラスチック使用量削減の流れに対応して開発されました。同社の業務用カミソリとしては、ハンドル部にPP材を採用した初めての製品です。
回収されたカミソリは、適切な品質確認を経たうえで再生PP製樹脂となり、歯ブラシやヘアブラシなどの製造に使われます。
ALMOの製品特徴
- 再生プラスチックの配合率は約55%で、環境に配慮した設計
- ハンドルとキャップには、リサイクルしやすいPP材を採用
- 手になじむマットな質感
- 客室空間に心地よく調和する、シンプルで洗練されたデザイン

関市発祥の刃物メーカーと、商社4社を中心に設立された協会
貝印株式会社は、刃物の町として知られる岐阜県関市で1908年に創業しました。カミソリやツメキリといった身だしなみ用品やビューティーツール、包丁をはじめとする調理器具、製菓用品、医療用刃物など、暮らしに身近な刃物を中心に1万アイテムにもおよぶ商品を展開しています。商品の企画・開発から生産、販売、物流までを一貫して手がけています。
一方のアメニティ・リサイクル協会は、宿泊施設で使われるアメニティグッズのリサイクルを通じて、廃棄物の削減と資源循環型社会の実現を目指す団体です。宿泊事業者向けにアメニティグッズを販売する商社4社が中心となり、宿泊施設向けアメニティグッズのリサイクル事業を推進する目的で、2022年11月24日に設立されました。所在地は東京都新宿区、代表理事は大槻 務氏です。
協会は宿泊業界やメーカー、再資源化工場との連携を強めながら、使用済みアメニティグッズの廃棄量削減と持続可能な資源循環に取り組んできました。今回の連携を通じて資源の有効活用に貢献するとともに、今後も環境に配慮したサステナブルな資源循環を進めていくとしています。










