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12月の熱海で「ごほうび旅」を 冬の光のイベントと港町・網代の干物、海を望む隠れ宿

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12月の熱海で「ごほうび旅」を 冬の光のイベントと港町・網代の干物、海を望む隠れ宿

一般財団法人 熱海観光局が、2026年12月の熱海旅のおすすめ情報を公開しました。テーマは、一年の締めくくりに日常を離れて過ごす大人の「ごほうび旅」です。冬の夜を彩る光と花火のイベントに加え、南熱海・網代の歴史や食文化、海を望む上質な宿を紹介しています。

12月の熱海で「ごほうび旅」を 冬の光のイベントと港町・網代の干物、海を望む隠れ宿

芸妓文化の映像演出から海上花火まで、冬の夜を彩るイベント

熱海の芸妓文化を今に伝える熱海芸妓見番を舞台に開かれているのが、プロジェクションマッピングによる「熱海芸妓 光映絵巻〜芸妓見番プロジェクションマッピング〜」です。「熱海温泉史」をもとに、明治時代に熱海へやってきた少女の成長や、1950年の熱海大火から復興する街の姿を映像で描きます。芸妓の舞や三味線などを楽しめる舞踊公演「華の舞」をモチーフに、芸妓たちの華やかな世界も表現しています。伝統と最新技術を融合させた、熱海ならではの“ネオレトロ”な体験です。

  • 期間:2026年10月10日(土)〜11月1日(日)、11月28日(土)〜12月27日(日)
  • 時間:18:00〜21:00
  • 場所:熱海芸妓見番(熱海市中央町17-13)
  • 天候等の理由により、中止となる場合があります

年間15回以上開催される熱海海上花火大会は、12月6日(日)と25日(金)に開かれ、これが今年最後の花火大会となります。注目は、その日のためだけに組み上げたオリジナルプログラムで演出される中盤の「デジタルスターマイン」と、クライマックスを飾る名物「大空中ナイアガラ」です。銀色の光が長く垂れ下がる「銀カムロ」を連発し、熱海の夜空を銀色の光で埋め尽くします。打上げ場所は、すり鉢状の「天然の劇場」と呼ばれる熱海湾で、観覧場所は熱海サンビーチ、親水公園ほかです。

長浜海浜公園では「長浜イルミネーションファンタジー」が始まります。ゴジラをイメージした大型イルミネーションをはじめ、イルカやクマノミ、カメなどの海の生き物たち、サンタクロースやトナカイといったクリスマスモチーフが登場し、冬の夜空と海を背景に光の空間が広がります。

  • 期間:2026年12月19日(土)〜2027年1月16日(土)
  • 時間:17:00〜21:00
  • 場所:熱海市上多賀地先 長浜海浜公園 芝生広場
12月の熱海で「ごほうび旅」を 冬の光のイベントと港町・網代の干物、海を望む隠れ宿

江戸の海運で栄えた「もうひとつの熱海」、網代の温泉と食文化

熱海駅周辺の温泉街から少し足を延ばした南熱海・網代は、伊豆東海岸に位置し、天然の良港として古くから発展してきた港町です。江戸時代には全国各地から廻船が入港し、江戸へ物資を運ぶ海路の要衝として繁栄。そのにぎわいは「京、大阪に江戸、網代」といわれるほどでした。1930年代以降は温泉地としても発展し、熱海市の公表データによると、網代温泉の源泉の平均温度は約78℃、平均湧出量は毎分約207リットルで、いずれも市内トップの数値です。海岸沿いには上質な隠れ家宿が多く、漁港や干物店、町並みなど、熱海市内でも特に漁師町らしい風景が残っています。

国道135号沿いに干物店が並ぶ通称「ひもの銀座」は、港町・網代を象徴する風景のひとつです。網代の干物が広く知られるようになったのは昭和40年代ごろで、地元の漁師たちが加工・販売を手がけるようになり、多くの店が並びました。現在は店の数こそ少なくなりましたが、魚の状態や天候に合わせて仕込みや干し加減を調整する技術が受け継がれています。その担い手の一人が、20年以上にわたり網代で干物づくりを続ける「干物屋ふじま」の藤間義孝さんです。「ハイパー干物クリエイター」としてメディアでも話題の藤間さんは、もともと鮮魚店に勤めていましたが、ひもの銀座で長年営業していた「石山ひもの店」(現在は廃業)が友人の家だった縁から干物作りに関わるようになりました。網代に伝わる魚の手開きや天日干しの技法を受け継ぎつつ、日本酒や特製ダレを使った独自の製法を追求。夫婦で始めた日本酒と干物の店「yoshi−魚−tei(よしうおてい)」を、多くの人に求められる味を探る「リアルエゴサーチ」の場として、試行錯誤を重ねてきたといいます。藤間さんは「海、山、風、塩、気温や乾燥の仕方。それら網代の自然とともに干物を仕上げているので、やっぱりここでしかできないですね」と語っています。

干物以外の水産加工品も充実しています。創業100周年を迎えた「丸藤」の鰹削り節や、約3カ月熟成させてワタの深い旨みを引き出す「丸亀名産店」のイカの塩辛など、高級ホテルや旅館、レストランにも支持される品がそろいます。地元の家庭で受け継がれてきた「イカメンチ」は、地元で水揚げされた魚のすり身に刻んだイカや野菜を混ぜ合わせて加熱した郷土の味で、食堂では定食や一品料理として提供され、冷凍品も販売されています。こうした味覚に触れられるのが、冬の風物詩「第51回 網代温泉ひもの祭り」です。会場では炭火で焼いた脂ののったアジの干物が振る舞われ、各日2,500枚が用意されますが、なくなり次第終了となります。農家直送の野菜やサザエのつぼ焼き、イカの塩辛、焼きそば、汁物なども並び、祭りは2月まで毎月開催されます。12月は12日(土)・13日(日)の10:00~14:30に、大繩公園(熱海市下多賀字大縄)で開かれます。駐車場の台数に限りがあるため、来場にはなるべく鉄道やバスなど公共交通機関を利用するよう案内されています。

©熱海市観光協会
©熱海市観光協会

相模湾を望む、南熱海の上質な隠れ宿

南熱海には、海を眺め、温泉に浸かり、旬の味覚を楽しむ大人の旅に合わせた宿が点在しています。今回紹介されたのは次の3軒です。

  • 山龢(さんが):網代の高台に建つ温泉旅館。2026年7月にリニューアルし、新客室「燈(あかり)」が誕生しました。全8室すべてに相模湾を望む露天風呂を備えています。地元の食材や四季折々の恵みを生かした料理は、貴賓館と「燈(あかり)」の宿泊者は客室の隣にある専用の個室食事部屋で、本館の宿泊者は個室料亭で味わえます。貴賓館は各フロアに1室のみという造りです。場所は熱海市網代591-102。
  • UMITO 熱海 本邸:熱海・曽我浦海岸に位置する、相模湾を望む全5室のスモールラグジュアリーホテル。昭和モダニズムの美学を受け継いだ空間で、全客室に専用の温泉を備えます。食事は旬の食材を生かした割烹料理や和朝食。リニューアルオープンを記念し、ウェルカムシャンパンと割烹ディナー、和朝食を楽しめるプランを2026年12月31日までの期間限定で提供しています。同ブランドの「UMITO 熱海 別邸」はミシュランガイド ホテルセレクション2026の「セレクテッドホテル」に選出され、雑誌『LEON』がアドバイザーとして手がける初の一棟ヴィラ「UMITO 熱海 ザ・サロン」も2026年11月に熱海・上多賀エリアで開業します。場所は熱海市上多賀1027-79。
  • NIPPON RESORT 無為自然 -ATAMI-:2025年8月に網代の高台に開業した、食を旅の目的とするデスティネーションオーベルジュ。メインダイニング「LAT.34°N by 蒼」では、東京・西麻布のフレンチ「蒼」の料理哲学を受け継ぎ、金目鯛や太刀魚、サバ、アオリイカなど伊豆の漁場で獲れた魚介を漁港から数時間以内に仕入れて提供します。伊豆の生産者と連携し、旬の野菜や果物も取り入れています。全室オーシャンビューで、客室には天然温泉の露天風呂を完備。場所は熱海市網代591-38。

熱海観光局は2024年7月に設立された一般財団法人で、熱海商工会議所、熱海市ホテル旅館協同組合連合会、熱海市観光協会連合会をはじめとする地域の団体と連携し、観光振興に取り組んでいます。都心から最短29分で訪れられる温泉リゾートとして、「愛され、選ばれる熱海へ。観光の力で未来をつくる」を目標に、持続可能な観光地づくりを進めています。

出典:一般財団法人 熱海観光局