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蔵王と会津磐梯が県境を越えて連携、「Tohoku Deep Trail」始動 直行バスと特別パッケージ「東北雪旅手形」が登場

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蔵王と会津磐梯が県境を越えて連携、「Tohoku Deep Trail」始動 直行バスと特別パッケージ「東北雪旅手形」が登場

星野リゾートが福島県で運営するスキー場「星野リゾート ネコマ マウンテン」と、山形県の「蔵王温泉スキー場」が、この冬から県境を越えた広域連携プロジェクト「Tohoku Deep Trail」を始めます。このプロジェクトは、会津若松市・北塩原村・磐梯町の3市町村で組織する「会津磐梯スノーリゾート形成計画推進協議会」と、山形県の「蔵王温泉観光協会」が協働して立ち上げたものです。蔵王と会津を結ぶ直行バス「Tohoku Deep Trail BUS」の運行と、宿泊優待とリフト券がセットになった特別パッケージ「東北雪旅手形」の販売を通じて、上質なパウダースノーと東北のディープな文化を巡る「冬のゴールデンルート」の創出を目指します。あわせて、エリア全体の冬季総需要の拡大と長期滞在型観光の推進も掲げています。

蔵王と会津磐梯エリアを約2時間で結ぶ「Tohoku Deep Trail BUS」
蔵王と会津磐梯エリアを約2時間で結ぶ「Tohoku Deep Trail BUS」

IKON PASS利用者の周遊データが連携を後押し

連携の背景には、訪日外国人旅行者数が4,000万人を超え、リピーターの地方分散が進むなかで、日本のパウダースノー(JAPOW)への需要が高まり続けていることがあります。人気のスノーリゾートに混雑が集中する一方で、東北運輸局管内の外国人宿泊比率は全体のわずか1.6%にとどまっています。ただし、年間の推移を見ると1月から3月の冬期間の需要は伸びており、東北全体が冬の新たな受け皿となるポテンシャルを持っているとされています。

転機となったのは、2025年10月に「ネコマ マウンテン」と「蔵王温泉スキー場」がシーズン券「IKON PASS」へ同時に加盟したことです。IKON PASSは、米国コロラド州デンバーに本社を置くAlterra Mountain Companyが提供するシーズン券で、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、アジアなど世界各地から厳選された70以上のスキーリゾートが加盟しており、国内では10のスキー場が加盟しています。昨シーズンは、ネコマ マウンテンを訪れたIKON PASS利用者の約半数が蔵王もあわせて利用しました。両エリアの強い親和性と周遊ニーズが実証されたことが、今回の広域連携につながりました。

2026年10月29日には、蔵王体育館で蔵王・会津磐梯エリア合同の発表会が開かれました。蔵王索道協会の池田洋会長、蔵王温泉観光協会の岡崎善七会長、会津磐梯スノーリゾート形成計画推進協議会の佐藤淳一会長が出席し、連携への期待などを語りました。

2026年10月15日に開業したばかりの「界 蔵王」
2026年10月15日に開業したばかりの「界 蔵王」

午後発でパウダーを逃さない直行バス「Tohoku Deep Trail BUS」

これまで公共交通機関での移動が難しかった蔵王温泉と会津磐梯エリアを、直行バスで結びます。蔵王と会津は約2時間で移動できることから、発車時刻は両エリアとも午後に設定されました。朝一番の極上パウダースノーをそれぞれのゲレンデで楽しんだあと、昼食を済ませてから午後にゆったり移動できる、スキーヤーファーストのスケジュールです。

  • 運行期間:2027年2月3日(水)~2027年2月25日(木)※週1回の運行を予定
  • 所要時間:約2.5~3.5時間(停留所による。途中休憩時間を含む)
  • 料金:片道1名あたり6,500円(税込)予定
  • 予約方法:WEBサイトにて事前販売
星野リゾート ネコマ マウンテン
星野リゾート ネコマ マウンテン

2つのスキー場をまとめて楽しむ「東北雪旅手形」

「東北雪旅手形」は、両スキー場のリフト券、ランチ券、このパッケージ限定の宿泊優待がセットになった数量限定の特別パッケージです。国内のスキーヤーにも、地域文化を深く味わう雪旅をあらためて楽しんでほしいという思いから、それぞれのエリアに1泊2日でゆっくり滞在できる内容として企画されました。宿泊優待には、2026年10月15日に開業したばかりの「界 蔵王」や、2027年1月12日に開業予定の「BunkLodge NEKOMA」も参画しており、多様な宿泊ニーズに合わせて宿を選べます。

  • 販売開始日:2026年11月15日(日)~ なくなり次第終了
  • 販売数:ペア200組(計400名)限定
  • 料金:1組2名40,000円(税込)
  • 含まれるもの:ネコマ マウンテン リフト券(ペア2日分)、蔵王温泉スキー場 リフト券(ペア2日分)、各スキー場 ランチ券(ペア各2日分)、参画宿での宿泊優待、オリジナル通行手形
  • ※宿泊料金は含まれません

参画する主な宿泊施設

  • 蔵王エリア:界 蔵王、深山荘 高見屋、蔵王国際ホテル、JURIN ほか
  • 会津磐梯エリア:磐梯山温泉ホテル by 星野リゾート、BunkLodge NEKOMA、メルキュール裏磐梯リゾート&スパ、裏磐梯レイクリゾート ほか

持続可能なスノーリゾートエリアの形成へ

会津磐梯スノーリゾート形成計画推進協議会と蔵王温泉観光協会は今後、スキー場を核とした広域周遊ルートの磨き上げを進め、インバウンドだけでなく国内市場にも南東北の雪旅の魅力を広く発信していく方針です。両地域の強みを掛け合わせた共同プロモーションや滞在コンテンツの拡充を続け、持続可能なスノーリゾートエリアの形成を目指します。

連携の一翼を担う「星野リゾート ネコマ マウンテン」は、磐梯山の麓、猫魔ヶ岳の南北に広がる国内最大級の規模を持つスキー場です。磐梯山や猪苗代湖、霧氷などの絶景を眺めながら、初級者から上級者までバラエティ豊かなゲレンデを楽しめます。2026年11月28日から2027年5月9日まで営業し、リフトは13基、コースは33コースを備えています。

出典:星野リゾート