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パティーナ大阪で初開催「パティーナ・アート・レジデンシー 2026」、レジデント・アーティストにディナ・アリが決定

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パティーナ大阪で初開催「パティーナ・アート・レジデンシー 2026」、レジデント・アーティストにディナ・アリが決定

パティーナ ホテルズ&リゾーツは、第2回となる「パティーナ・アート・レジデンシー」の受賞者に、ロサンゼルスを拠点に活動するビジュアルアーティスト、ディナ・アリを選んだと発表しました。2026年のレジデント・アーティストとなったアリは、今後パティーナ大阪でレジデンシープログラムに参加します。ホテルを取り巻く環境や大阪の文化的景観、そして自身と日本との個人的なつながりを手がかりに、新たな作品の制作に取り組みます。

後列(左から):マリア・スッカー、ダリウス・サナイ(LUX Media Groupオーナー)、アーチ・ヘイデス 前列(左から):レイチェル・ヴァーギス、イラリア・フェラガモ、ディナ・アリ、レクシー・ロドリゲス(カペラホテルグループ ライフスタイル部門副社長)、キャサリン・ロウ)
後列(左から):マリア・スッカー、ダリウス・サナイ(LUX Media Groupオーナー)、アーチ・ヘイデス 前列(左から):レイチェル・ヴァーギス、イラリア・フェラガモ、ディナ・アリ、レクシー・ロドリゲス(カペラホテルグループ ライフスタイル部門副社長)、キャサリン・ロウ)

ホテルが「創作の場」を提供する年次アートプログラム

パティーナ・アート・レジデンシーは、アーティストの創作活動を支援する年次プログラムです。現役で活動するアーティストがパティーナブランドのホテルや地域に滞在し、新たな作品を生み出すための環境や機会、支援を受けられます。土地を作品の背景として扱うのではなく、その土地の環境や歴史、素材、地域コミュニティと深く向き合うことで、アーティストの創造性と各デスティネーションの価値を結びつけていく点が特徴です。

パティーナブランドは、ホスピタリティがアートの世界にもたらす価値について、作品の展示や収集にとどまるものではないと捉えています。創作を発展させるための空間や時間、その土地ならではの文化や人々との出会い、そして作品をより多くの人に届ける機会を提供することこそが、その価値だという考え方です。

13名の著名人による選考委員会

選考を担うのは、アートコレクターやアーティストなど各界で活躍する13名の著名人で構成された選考委員会です。審査員は候補者の推薦から受賞者の選考まで、プログラムの重要な役割を担っています。委員会はLUX Media Groupオーナーのダリウス・サナイが招集し、テート美術館の中東・北アフリカ地域取得委員会で共同委員長を務めるマリア・スッカルが委員長を務めています。

審査員には、マリー=ロール・ド・クレルモン=トネール、イラリア・フェラガモ、アルトゥーロ・ガランシーノ、アーチ・ヘイデス、クリスチャン・ルヴェ、アラン・ロー、キャサリン・ロエベ、フランチェスコ・マッカパーニ・ミッソーニ、サイモン・ド・ピューリー、サナ・レズワン、レイチェル・ヴァーギスが名を連ねています。アリは2026年10月19日(日) 夜、ロンドンで開かれたプライベートイベントで、審査員や著名なアートコレクターらが出席するなか受賞を称えられました。審査員長のスッカルは、キャリアの重要な転機にいるアーティストを支援することは長期的な影響をもたらすとし、その歩みの一部となれることを光栄に思うとコメントしています。

パティーナ大阪で初開催「パティーナ・アート・レジデンシー 2026」、レジデント・アーティストにディナ・アリが決定

テーマは「Rooted Realms(土地に根ざす世界)」

第2回の今回は「Rooted Realms(土地に根ざす世界)」をテーマに掲げ、土地とアイデンティティ、環境が互いにどう影響し合い、形づくられていくのかを探求します。各レジデンシーは開催地に深く根ざしたプログラムとして展開されており、初回の受賞者であるシェザド・ダウードは、パティーナモルディブ・ファーリアイランドでリゾート常駐の海洋生物学者とともに、海洋保全活動との関係をさらに深めています。

一方、今後パティーナ大阪を拠点とするアリは、日本の季節の移ろいに対する繊細な感性を表す「季節感」を手がかりに、自然と人との関係性を探ります。ストリックランドが設計したパティーナ大阪は、日本の歴史的建造物である大阪城に隣接し、歴史と現代の都市文化が交差するロケーションにあります。アリは最大30日間にわたって同ホテルに滞在し、宿泊・食事の提供と専用の創作スペースを活用しながら制作に取り組みます。

アラブと日本、二つの文化が交わる表現

アリは建築と都市デザインを学んだ後、カリフォルニア芸術大学(California Institute of the Arts)で美術学修士号(MFA)を取得しました。空間と社会の構造が交差し変化していく過程を絵画で表現し、場所との結びつきや、そこに存在するもの、あるいは失われたものが歴史や記憶、郷愁にどう影響するのかをテーマにしています。アラブ系と日本の文化が交わるコミュニティで育ち、日本文化は幼少期の日常に自然と溶け込んでいたといいます。作品には、日本の伝統的な文様や和紙、織物と、アラブの文化的背景に由来するモチーフが融合しています。

アリはこれまで15の都市で暮らし、20回の引っ越しを経験してきたと語り、自分が本当に帰属できる場所を求めて生きてきたと振り返ります。数年前の桜の季節に日本を訪れた際には、不思議なほど故郷に帰ってきたような感覚を覚え、京都の美術館で幼い頃から親しんできた紙の文化に触れたとき、「この場所は私を知っている。私のことを理解してくれている」と感じたそうです。日本の紙や布地にはシリアの錦織と通じるものを感じるとし、大阪で日本の紙や布地を通して文様表現の可能性を探求し、自身の作品へとつなげていくことを楽しみにしていると述べています。

パティーナ大阪で初開催「パティーナ・アート・レジデンシー 2026」、レジデント・アーティストにディナ・アリが決定

大阪の風景から生まれる作品はパティーナ・コレクションへ

滞在期間中、アリは大阪を、歴史と現代、自然と都市生活が相互につながる風景として捉えます。何世紀にもわたって受け継がれてきた工芸の伝統、現代の都市生活、水辺の風景、季節の移ろいが共存し影響し合う様子を、散策や観察、素材の収集、地域の人々との交流を通じて探り、一つの場所が複数の歴史や時間、帰属意識をどのように内包し得るのかを考察します。

レジデンシー期間中に制作された作品、またはその経験から生まれた作品のうち1点は、パティーナ・コレクションに収蔵される予定です。同コレクションは、各土地の文化的・環境的背景と、そこから生まれる芸術表現を記録し、発展させていくことを目的としています。

舞台となるパティーナ大阪は、難波宮跡と大阪城の間に位置する20階建てのホテルで、客室数は221室です。旬の食材を使ったマイクロシーズナル・キュイジーヌを提供するレストラン「P72」や、サウンド・パイオニアのデヴォン・ターンブル(OJAS)が手がけたスピーカーを備えたリスニングルームなどを擁しています。『Travel + Leisure World’s Best Awards 2026』では「World’s Best Hotel(世界ベストホテル第1位)」および「No.1 City Hotel in Asia(アジアのベストシティホテル第1位)」に選出されたほか、The 50 Best Hotels 2026で世界第33位となり、特別賞「Nikka Best New Hotel Award 2026」を受賞しています。

出典:NTT都市開発ホテルマネジメント株式会社 パティーナ大阪