野沢温泉の築100年旅館を再生したブティックホテル「mont」、ミシュランガイドホテルセレクションに掲載

長野県・野沢温泉村で2026年1月19日に開業したブティックホテル「mont(モン)」が、ミシュランガイドホテルセレクションに掲載されました。運営するのは、株式会社NEWLOCALのグループ会社である株式会社野沢温泉企画です。montは、温泉通りのランドマークとして村の人々に親しまれてきた築100年の旅館を再生した宿で、「火と水」をテーマにした全10室で構成されています。

ミシュランガイドが評価したポイント
ミシュランガイドの公式サイトでは、montが築約100年の建物を再生したブティックホテルとして紹介されています。スキーやアウトドアが中心のエリアにありながら、土地の文化を深く味わえる稀有な存在である点が取り上げられました。あわせて、現代的なデザインと伝統的な職人技が調和した空間や、地域の食材を薪火で仕上げる料理にも言及されています。
ミシュランガイドホテルセレクションは、ミシュランガイドのインスペクターが世界の宿泊施設を継続的に調査するものです。卓越したホテルには「ミシュランキー」(1〜3)が付与されます。さらに、ミシュランキーの有無にかかわらず旅行者におすすめしたい個性豊かな宿泊施設が、セレクテッドホテルとして掲載されます。2026年版は2026年9月18日に世界同時発表されました。日本では145軒がミシュランキーを獲得し、その内訳は3ミシュランキー7軒、2ミシュランキー23軒、1ミシュランキー115軒です。このほか253軒がセレクテッドホテルとして掲載されています。

空き家の旧旅館を、村の文化の発信地へ
野沢温泉企画は、「野沢温泉の文化と自然を持続可能なかたちで次の世代へ引継ぐ」をミッションに、地域と外部の合弁会社として設立されました。これまでに音楽と交流の拠点「MusicBar GURUGURU」、建築家・吉阪隆正氏による名建築を継承した「野沢温泉ロッヂ」を手がけており、montは村内で3つ目の拠点にあたります。
舞台となったのは、かつて村の中心で多くの旅人を迎えていた築100年の木造旅館です。空き家となっていたこの建物の歴史的価値である構造・階段・外観を活かしつつ、現代の旅行者が求める快適性とデザイン性を融合させました。単なる宿泊施設にとどまらず、村の文化の発信地として蘇らせています。
コンセプトに据えたのは、この土地に息づく「循環」です。野沢温泉の大地にはブナの森が広がり、天からの恵みである水を静かに貯えています。山を覆う雪は溶けて温泉として地上へ還り、ブナの木々は冬の道祖神祭りで火を灯すやぐらになります。山の恵みが水を生み、同じ恵みが火を灯す。montは、火のぬくもりと雪の静けさ、水と木の香に包まれながら、人と自然が再びひとつになる時間を紡ぐ場所として位置づけられています。
代表が語る、montに込めた思い
野沢温泉企画の代表取締役・河野健児氏は、火祭りや外湯、山や森の恵みなど、子どもの頃から身近にあった土地ならではの文化や自然を、これまで村を訪れてきた人にも、まだ野沢温泉を知らない人にも伝えたいという思いからmontが生まれたと説明しています。今回の掲載については大変うれしく思うとしたうえで、これをきっかけに野沢温泉の文化や自然の魅力を国内外の多くの人に知ってもらい、季節を問わず訪れたくなる村につなげていきたいとコメントしています。

施設の概要とアクセス
- 施設名:mont(モン)
- 所在地:〒389-2502 長野県下高井郡野沢温泉村大字豊郷9521-1
- アクセス(電車・バス):北陸新幹線で東京駅~飯山駅(約1時間50分)、バスで飯山駅~野沢温泉中央ターミナル(約30分)
- アクセス(車):野沢温泉村内の駐車場を利用
- 開業日:2026年1月19日(月)
- 客室数:全10室(クイーン 2室/ツイン 4室/ダブル 4室)
- 付帯施設:1Fレストラン(全22席:宿泊者以外も利用可)
- 運営:株式会社野沢温泉企画
野沢温泉企画は「野沢温泉を世界が憧れる村に」をビジョンに掲げ、遊休不動産の利活用を通じて観光地強化、移住・定住促進、起業・雇用促進に取り組んでいます。野沢温泉企画をグループ会社とする株式会社NEWLOCALは、“地域からハッピーシナリオを共に”をミッションとするまちづくりスタートアップです。2026年10月現在、野沢温泉・御代田・男鹿・丹後・小松・丸亀の6つの地域で事業を展開しており、2027年までに10地域への拡大を目指しています。
出典:株式会社NEWLOCAL










